住職継職奉告法要と稚児行列を終えて

5月24日・25日、順教寺にて特留部大会が開催されました。
この大会の中で、「住職継職奉告法要」と「物故者並びに戦没者追悼法要」が執り行われました。

当日はあいにくの雨模様となりましたが、多くのご来賓、ご門徒の皆さま、そして法中の先生方にご参列いただき、心より御礼申し上げます。

このたび、順教寺第十五世住職として、先代住職・釋文雄(ふみお)の跡を継がせていただくこととなり、改めてその責任の重さと、ご縁の深さを実感しております。

また、24日の住職奉告法要では稚児行列も併せて行われ、かわいらしいお稚児さんたちの姿が境内を彩ってくれました。

晴れやかな装束に身を包み、緊張しながらも懸命に歩く子どもたちの姿に、多くの方が目を細め、温かい空気に包まれたひとときとなりました。

この稚児行列は、仏さまとのご縁を結ぶ大切な儀式であると同時に、お寺が地域の子どもたちにとって“心の記憶”となるような機会でもあります。
ご参加くださったお子さま、ご家族の皆さま、本当にありがとうございました。

さらに今回、広島の仏具店 三村松様 より、稚児行列のサポートとして社員の方を2名ご派遣いただき、さらにお祝いの花とご祝儀までご恵贈賜りました。このようなあたたかいご厚意に、心より感謝申し上げます。

今回の法要と行事を迎えるにあたり、ご尽力くださった総代・世話家の皆さま、また、会奉行・副会奉行をはじめとする法中の皆さま、寺族、関係各位に深く感謝申し上げます。

450年の歴史をもつこの順教寺が、これからも皆さまの心のよりどころとしてあり続けられるように、そして子どもたちにも受け継がれていくように、微力ながら精一杯努めてまいります。

今後ともどうぞ変わらぬご指導ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

合掌
順教寺 第十五世住職 釋兼高