【開催報告】夏季永代経法座「ハスワークで味わう仏さまの教え」を開催しました

2026年7月25日(土)、順教寺本堂において、夏季永代経法座を開催しました。

今回は「ハスワークで味わう仏さまの教え」をテーマに、お勤めと法話に加え、色とりどりの蓮の花を手作りする「ハスワーク」を行いました。

当日は、子どもからご年配の方まで、幅広い世代の皆さまにお参りいただきました。

『仏説阿弥陀経』をお勤めしました

法座のはじめには、ご参拝の皆さまとともに『仏説阿弥陀経』をお勤めしました。

浄土真宗の永代経法座は、亡き方をご縁として、今を生きる私たちが仏さまの教えを聞かせていただく大切な法座です。

亡き方を偲ぶことは、過去を振り返るだけではありません。その方とのご縁を通して、自分が多くの支えの中で生きていることや、限りある今をどのように過ごしていくのかを見つめる機会でもあります。

なぜ、仏教では蓮の花が大切にされるのでしょうか

お勤めに続いて、「蓮と仏教」をテーマに短い法話を行いました。

仏像の台座やお寺の仏具には、蓮の花が数多く表されています。では、なぜバラやユリではなく、蓮なのでしょうか。

蓮は、泥の中に根を張りながら、その上に美しい花を咲かせます。その姿は、悩みや迷いを抱えながら生きる私たちが、仏さまの教えに出遇い、迷いに気づいていく姿にも重ねられています。

また、『仏説阿弥陀経』に説かれる極楽浄土には、青・黄・赤・白の蓮の花が、それぞれの色の光を放って咲いている様子が描かれています。

青い花が黄色になる必要はなく、赤い花が白い花と比べる必要もありません。それぞれが、自らの色で輝いています。

私たちは、つい自分と誰かを比べ、「あの人のようになれたら」「自分には何もない」と心を揺らしてしまいます。しかし、蓮の花がそれぞれの色で咲くように、私たち一人ひとりにも、それぞれの歩みと、その人にしかない色があります。

法話では、「人と比べてしまう自分に気づくこと」、「その自分を否定せず、まず受け止めること」

の大切さについて、蓮の花を通してお話ししました。

色とりどりの蓮の花が咲きました

法話の後は、一般社団法人終活カウンセラー協会認定終活講師の米倉久詠先生にご指導いただき、ハスワークを行いました。

専用の紙を一枚ずつ重ね、花びらを開きながら、自分だけの蓮の花を形にしていきます。

最初は作り方を確かめながら慎重に作業されていましたが、少しずつ花の形が見えてくると、会場のあちらこちらから笑顔がこぼれました。

色の選び方や花びらの開き方によって、出来上がる蓮の表情は一つひとつ異なります。同じ材料を使っていても、まったく同じ花にはなりません。

子どもたちも夢中になって取り組み、完成した蓮を頭に載せて楽しむ姿も見られました。世代を越えて作品を見せ合い、自然と会話が生まれる、和やかな時間となりました。

完成した色とりどりの蓮を手にされた皆さまの表情からは、それぞれの花を作り上げた喜びが伝わってきました。

それぞれが、自らの色で輝く

今回の法座では、お経を聞き、蓮と仏教について学び、最後に自分の手で一輪の蓮を作りました。

美しい花だけを見れば、その根が泥の中にあることを忘れてしまいます。しかし、泥がなければ、蓮の花も咲きません。

私たちの人生にも、喜びだけでなく、悲しみや迷い、思いどおりにならない出来事があります。そうしたものを抱えながら生きる私たちだからこそ、聞かせていただける仏さまの教えがあります。

出来上がった蓮の花を眺めながら、

「あの人にはあの人の色があり、私には私の色がある」

ということを、それぞれに味わっていただけたのではないでしょうか。

暑い中、順教寺へお参りくださった皆さま、誠にありがとうございました。

また、ハスワークをご指導くださった米倉久詠先生、法座の開催にご協力くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

順教寺では、これからも仏さまの教えを身近に感じていただける法座や催しを開催してまいります。

今後の行事については、順教寺ホームページおよび公式LINEでご案内いたします。

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