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若院のつぶやき

在宅勤務で1週間過ごして

4月13日~17日まで在宅勤務を行いました。5日間業務を行って気づいたことはメリットとしては主に3点あると感じました。1点目は、在宅勤務はしっかりと個室があり集中できる環境があると、会社で仕事を行うよりも仕事がしやすいということ。2点目は、会社への移動時間が無くなるので子供と過ごす時間が長くなるしそれ以外に自分の使える時間が増えるということ。3点目は、会社の他の人とのコミュニケーションは以外にスマホやメールでも密にとれるということが分かりました。

ただ、デメリットもあります。1点目は、子育てをかなり両親にサポートしてもらわないと在宅で集中して仕事はできないことです。2点目は、自分の中に甘えの心が発生するとずるずると休憩時間を伸ばしたりしてしまうことです。3点目は、会社で社長などが話しているメッセージや考え方などが朝礼やメール共有以外では伝わってこないことです。

そして、デメリットの1点目の良い解決方法を私は考えている所です。私の長男はこの4月で2歳になり元気まっさかりで常に走り回っています。そして、現在妻は次男のお産に伴う出産後の体調回復のため妻の実家の岡山で静養しています。そんな状況もあり、私が在宅で勤務中は必然的に私の両親に長男の世話をしてもらわないといけなくなってしまいます。特に私の父親である住職には、長男の世話を良くしてもらっています。この両親の長男の世話の負担をどうにかできないかというのが今の私の悩みの一つです。

お釈迦様は出家する前に、自分の子供が産まれた際に「ラーフラ(妨げ・束縛)」と名付けられました。その真因は所説ありますが、一説には子供の誕生はこれから出家しようというお釈迦様の行動の妨げ(ラーフラ)になることから、産まれてきた子供にラーフラと名付けたと言われています。この妨げ・束縛というのは執着と同じ意味だと解釈されています。親にとって子供は何よりも大切です。その大切だと思う心も、1つの執着(苦を生み出す源)であるとお釈迦様は表現されていたのです。

親になって2年ですが、すくなくとも子供には5体満足に育ってほしい、健康に育ってほしい、事故や病気に合わないでほしい、など子供に対して色々な願いが生じてしまいます。ただ、子供に降り注ぐすべての不幸や災厄を防ぐことは不可能です。ただ、ついつい思い悩んでしまう。これが、親心のなのかなと思いつつ、「苦」でもあるんだなと考え、親というのは難しい存在だなと考えています。この親という存在にどう向き合っていけばいいのか、悩み中です。