満開前の桜
当寺院のある地域も、気温も少しづつ暖かくなり春めいてきています。
春と言えば、桜です。
当寺院にも30本弱の桜の木が植えられています。
その桜も、先週に開花し始め今では6分咲きくらいになっています。
桜は、開花⇒満開⇒散るまでのサイクルはが非常に速い植物です。
咲いたなと思ったら、あっという間に散ってしまうので命の儚さを上手く我々に伝えてくれる花でもあります。
短期間で1つの栄枯盛衰を表現している桜は仏教思想の一つである諸行無常を連想させることもあってか多くの日本の寺院でも植樹されています。
すべては、諸行無常。
当たり前のことではあるわけですが、開花して綺麗な花をつけている桜をみていると散ってほしくないという気持ちにさせられます。
こんなことを書くと、Official髭男dismのラストソングの歌詞の「限りがあるからこそ全ては美しいんだと・・・・」というそんなド正論が聞こえてきそうです。
まさにその通りである訳ですが、どうにかならないものかと思ってしまったりもします。
そう思うからなのか、個人的には6分咲きくらいの開花する前の桜が一番好きです。