シャクヤクに学ぶ、凛とした静けさ|“寂静”というこころ

境内に、シャクヤクの花が咲きました。
陽ざしの下で、凛としたたたずまいを見せてくれています。

華やかでありながら、どこか控えめで、
にぎやかに主張するのではなく、ただ静かにそこに咲いている。
そんなシャクヤクの姿から、ふと仏教の「寂静(じゃくじょう)」という言葉を思い出しました。

寂静とは、乱れのない、安らぎに満ちた静けさのこと。
それは外の音が消えた“無音”のことではなく、
心がざわめきにとらわれず、あるがままに整っている状態をさします。

あれこれ気をまわしすぎてしまう日、
なんとなく落ち着かない気分の日にも、
この花のように、自分の軸にそっと立ち返る時間を持てたら
そんなふうに思わされました。

📷 シャクヤクの花、ご覧になったことはありますか?
どんな印象をお持ちでしょうか。よろしければ教えてくださいね。

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