庭仕事の学び ~剪定に挑戦しました~

12月の大掃除では、多くの皆さまにご協力いただき、本当にありがとうございました。

一人では終わりが見えなかった掃除も、皆さんの力が合わさることで、あっという間に境内が見違えるほどきれいになりました。心より感謝申し上げます。

さて、大掃除の際、畑のフェンスに絡まったツルを手際よく切り、荒れていた垣根の枝をきれいに整えてくださる方がいらっしゃいました。その見事な手際を見て、私はふと「剪定ってこんなに変わるんだ…!」と驚きました。

実は、私はこれまで木の剪定をしたことがなく、どう手をつけたらよいのか全くわからないままでした。しかし、短時間の作業でも庭の雰囲気が一変する様子を見て、「私もやってみたい!学びたい!」という気持ちが湧いてきたのです。

そこで早速、図書館で剪定の本を借りて勉強を始めました。とはいえ、読んでみても「なんとなくわかるような、でもやっぱり難しい…?」という状態。そこで住職に相談すると、「やりたいようにやってごらん」と温かい言葉をかけてもらい、思い切って挑戦することにしました。

剪定の基本として、

  • 樹冠から飛び出した枝を切る
  • 古くなった枝を整理する
  • 高くなりすぎた主幹を整える

…などを意識して作業してみました。とはいえ、出来上がりを見てみると、なんだか葉が少なくなりすぎて少し寂しい印象に…。このまま春になれば、また葉が茂ってくれることを願っていますが、まだまだわからないことだらけです。

ちょうど今、山門の掲示板には「真実の道で人が犯す間違いは2つ。最後まで行かない事と始めない事。」という仏陀の言葉が掲示されています。

まだまだ剪定の腕前は未熟ですが、「はじめない」よりも、「まずはやってみる」ことが大切だと思い、一歩踏み出しました。皆さまには見苦しい庭をお見せしてしまうかもしれませんが、周囲の方に教えていただきながら、少しずつ上達していきたいと思っています。

剪定前(垣根)
剪定後(垣根)

これからも、お寺の環境を整えながら、学びの時間を大切にしていきたいです。

寒さが厳しい季節ですが、どうぞ皆さまもお身体を大切にお過ごしください。