ウッドクラフトと精進の心

先日、買い物に行った際に、ウッドクラフトが100円で売られているのを見つけました。名古屋城のような精巧な作りに惹かれ、興味本位で購入し、休日に挑戦してみることに。すると、一番夢中になったのは長男でした。

彼は驚くほどの集中力で、細かいパーツを組み立て、少しのサポートで立体パズルを完成させていきました。それ以来、「また作りたい!」の声が続き、私もお店を回って新しい作品を探すように。気づけば、すでに7作品が完成しました。

とはいえ、まだ力加減が難しく、木のパーツが折れてしまったり、思うようにいかずに途中で投げ出してしまうこともあります。それでも、少しずつ試行錯誤しながら挑戦する姿に、住職が話していた仏教の教えを思い出しました。

仏教には「精進(しょうじん)」という徳目があります。これは、努力を惜しまず、自らの成長に向かって前向きに取り組むことを意味するものだと、住職は話していました。お釈迦様も「努力する者は必ず道を見つける」と説かれています。好きなことを見つけ、それに向かって努力を重ねることは、この「精進」の実践ともいえるでしょう。

せっかく長男が楽しめるものを見つけたので、いつまで続くかはわかりませんが、前向きな気持ちを大切にしながら、私にできるサポートをしていきたいと思います。

これからも、成長を見守りつつ、一緒に楽しんでいけたらいいなと思う今日この頃です。