CULTURAL ASSETS / HISTORIC SITE

順教寺の文化財・史跡

室町時代から伝わる懸仏。地域の信仰と歴史を今に伝える、順教寺の大切な文化財をご紹介します。

順教寺には、広島市の重要文化財に指定されている懸仏が所蔵されています。 懸仏は、神仏習合の時代背景の中で生まれ、古くから人々の祈りや信仰の対象として大切にされてきました。

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広島市指定重要有形文化財

02

室町時代から伝わる懸仏

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地域の信仰を今に伝える資料

順教寺の文化財・史跡
Junkyouji Temple 歴史と信仰を伝える文化財

WHAT IS KAKEBOTOKE?

懸仏とは

鏡のような円板に、仏さまや神さまの姿を表した信仰具です。

懸仏とは、円形の金属板に仏像や神像を取り付けたり、線刻で表したりしたものです。 古くは寺院や神社の建物の軒先、または堂内に掛けられ、礼拝の対象として大切にされてきました。

その背景には、仏教と神道が深く結びついていた「神仏習合」の信仰があります。 仏さまと神さまを切り離して考えるのではなく、人々の祈りの中で一体のものとして受けとめられていた時代の姿を伝えています。

順教寺には、広島市の重要有形文化財に指定されている懸仏が伝わっています。 これらは、地域の信仰や室町時代の工芸、そして白木町市川の歴史を今に伝える貴重な文化財です。

POINT

懸仏を見るときのポイント

  • 信仰

    当時の人々が、何を大切に祈っていたのかを伝えています。

  • 時代

    室町時代の工芸や、神仏習合の文化を知る手がかりになります。

  • 地域

    順教寺と白木町市川の歴史を結ぶ、大切な資料です。

参考情報として、広島市の文化財資料および、ひろたび「順教寺」掲載情報を踏まえています。

THREE KAKEBOTOKE

順教寺に伝わる三つの懸仏

順教寺には、広島市指定重要有形文化財として伝えられている三つの懸仏があります。
それぞれの特徴を、写真とともに分かりやすくご紹介します。

順教寺に伝わる金銅円板懸仏
最大の懸仏

CITY DESIGNATED CULTURAL PROPERTY

金銅円板懸仏

順教寺に安置される三点の懸仏のうち、最も大きなものです。 金銅円板に、彩色された木彫りの仏像が取り付けられています。

特徴

室町時代初期の作とされ、三点の中でも存在感のある懸仏です。

指定
市指定重要有形文化財
指定年月日
昭和53年2月13日
概要
円板径34cm
順教寺に伝わる銅円板懸仏
素朴な線刻表現

CITY DESIGNATED CULTURAL PROPERTY

銅円板懸仏

他の二つの懸仏に比べ、素朴な印象を与える懸仏です。 中央の坐像や線刻による表現に、当時の信仰と工芸の姿が表れています。

特徴

押出造りや線刻表現が見られ、室町時代末頃の作と考えられています。

指定
市指定重要有形文化財
指定年月日
昭和53年2月13日
概要
円板径34cm
文明6年の墨書が残る金銅円板懸仏
文明6年の墨書

CITY DESIGNATED CULTURAL PROPERTY

金銅円板懸仏

裏面に木板が張られ、文明6年、1474年の墨書が残る貴重な懸仏です。 神仏習合の信仰を今に伝える資料としても重要です。

特徴

物部太郎惣左衛門が八幡神社に寄進した内容が記されている、県内でも珍しい資料です。

指定
市指定重要有形文化財
指定年月日
昭和53年2月13日
概要
円板径34cm

CULTURAL PROPERTY LIST

文化財一覧

順教寺に伝わる三つの懸仏について、指定・年代・特徴などを一覧で整理しています。

名称 指定 推定年代・年紀 特徴 概要
金銅円板懸仏 市指定重要有形文化財 室町時代初期と推定 三点のうち最も大きい懸仏。金銅円板に、彩色された木彫りの仏像が取り付けられています。 円板径34cm
銅円板懸仏 市指定重要有形文化財 室町時代末頃と推定 素朴な印象を与える懸仏。押出造りや線刻表現に、当時の信仰と工芸の姿が見られます。 円板径34cm
金銅円板懸仏 市指定重要有形文化財 文明6年、1474年 裏面に墨書が残る貴重な資料。神仏習合の信仰や、地域の歴史を伝えています。 円板径34cm

※三つの懸仏はいずれも、順教寺に伝わる広島市指定重要有形文化財です。 年代や特徴は、現在確認できる資料・説明に基づいて整理しています。

FAITH AND LOCAL HISTORY

神仏習合と地域の信仰

懸仏は、仏教と神道が重なり合っていた時代の祈りを今に伝えています。

懸仏が作られた背景には、神さまと仏さまを別々のものとしてではなく、 互いに深く結びついた存在として受けとめていた「神仏習合」の信仰があります。

当時の人々は、日々の暮らしの安寧や地域の守りを願いながら、 神仏に手を合わせてきました。懸仏は、そうした祈りのかたちを今に伝える大切な資料です。

順教寺に伝わる三つの懸仏は、単なる古い工芸品ではありません。 白木町市川の地域に生きた人々の信仰、願い、歴史の積み重ねを静かに物語っています。

人々の祈りを伝える

懸仏は、地域の人々が暮らしの安寧や守りを願って手を合わせてきた信仰の姿を伝えています。

地域の歴史を伝える

文明6年の墨書を持つ懸仏など、地域の歴史を考える上でも貴重な手がかりになります。

受け継がれてきた文化財

長い年月を越えて守られてきた懸仏は、順教寺が地域とともに歩んできた証でもあります。

VISIT / CONTACT

文化財の見学・お問い合わせについて

順教寺に伝わる懸仏について、見学をご希望の場合は事前にお問い合わせください。

文化財は、順教寺に伝わる大切な資料です。 法務や行事、保存管理の都合により、いつでもご覧いただけるわけではありません。

見学をご希望の方、また文化財や順教寺の歴史について詳しく知りたい方は、 事前にお問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。

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