竹明かりと、はじめての年越し

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末、庭で横に傾いて育っていた竹を切る機会がありました。
せっかくなので、以前芸北の公園で拝見して「きれいだな」と心に残っていた竹明かりを、家族で作ってみることにいたしました。

子どもたちと一緒に模様を選び、一本一本、少しずつ手を動かしていく時間は、慌ただしい年末の中でも心がすっと静かになるひとときでした。
子どもが好きなキャラクター(にゃんこ)も、こっそり忍ばせてみたりして、笑い声も少し増えました。

出来上がった竹明かりを境内の階段に灯すと、やわらかな光がゆらゆらと揺れて、冷たい空気の中にも温かさが生まれるようでした。
強い光ではありませんが、足元をそっと照らしてくれる――そんな灯りでした。

昨年、住職継承を迎え、今回は継承してから初めての年越しとなりました。
年越しにお越しくださる皆さまとふれ合えることを、うれしく思っております。
また、両親が皆さまのお支えの中でこのお寺を大切に守ってきたことを、あらためて感じ、感謝の思いが湧いてまいります。

私自身は、まだ分からないことばかりです。
それでも、相談に乗ってくださる方、見守ってくださる方がいることに支えられております。

竹の小さな灯りのように、派手なことはできなくても、目の前のことを一つずつ丁寧に。
このお寺が、皆さまにとって心のよりどころであり続けられるよう、微力ながら務めてまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。